Braga,ブラガ(2005/12/13)


|祈りの街ブラガ

『リスボンは楽しみ、コインブラは学び、ポルトは働き、そしてブラガは祈りの街』と表現されるほど、大きくない街の中に86もの教会があるそうです。ポルトからバスで田園風景を見ながら約1時間、さてどんな街か楽しみです〜!早速歩いて行きましょう。


いきなりこんないい感じ!



|レプブリカ広場

バスで到着すると、バスターミナルから4、5分でこの広場に出ます。観光インフォメーションもありますので地図が必要な人はもらっておきましょう。個人で訪れる日本人は多くないようで、ブラガの何に興味を持って来たんですか的なことをいろいろ職員の女性に訊ねられました。広場正面にはラパ教会と石造りの重厚なアーケードがあり、優雅なカフェがあります。休憩はここがおすすめです。


噴水に大きな虹がかかって夢の国のよう



|カフェ・ア・ブラジレイラ

1907年創業の大きなカフェ。アズレージョの外観を見るだけでも素晴らしいのですが、カフェや食事を楽しめるのでぜひ行きたいですね。と言いつつ、ポルトに戻るバスの時間の都合でゆっくりランチを食べている余裕がなく、外観を見るだけになりました。残念。


1階がカフェ、上階で食事ができるようです



|ブラガの街並み

歩くのにちょうどよく、芸術的な建築群とお店と、人の様子がとても素敵な街でした。建築に興味がある方はブラガに宿を取ってもっとゆっくり見て回っても良いでしょうし、2〜3時間+ランチやカフェタイムで半日観光するにももってこいです。もしポルトまで来たならば、訪れるべき街のひとつです。混雑や治安の不安を全く感じず、のんびりした美しい街なので女性ひとりでも気軽に観光できると思います。


2005年のメインストリート
今はだいぶ変わったでしょうね
(これを書いているのは2023年です)


流れ星のイルミネーション


ベージュ系のシックなアズレージョがおしゃれ


普通の暮らしもそこここに見られます


凝ったタイルの装飾
ライン状のブルーの花柄のアズレージョが素敵


クリスマス時期のショーウインドー



|ブラガ大聖堂

イベリア半島で最も早くにキリスト教化されたのがブラガ、そして1089年に完成。様々な建築用式(ゴシック、バロック、ロマネスク、マヌエル)入り混じり、芸術的にもとても貴重なカテドラルだそうです。Wikipedia


私はここまで来て、どうも中に入っていない模様・・・なぜだかは、全く思い出せないです



|コインブラス礼拝堂

コインブラス家付属の礼拝堂です。15〜16世紀の大航海時代のマヌエラ様式とのこと。マヌエら様式では海、船、インド、南米などのモチーフが使われるそうです。エキゾチックなイメージですが、この礼拝堂自体はとてもシンプルで素敵です。


このシンプルなアズレージョもいいですね(左)


小さな礼拝堂も色合いが美しいです



|ペリカンの噴水

市庁舎広場にある噴水です。ペリカンはヒナに自分の血を与えて育てるという言い伝え。ライオンやイルカの噴水・泉はよくありますが、ペリカンは珍しいですね。最初はかわいいなと思っていたのですが、じっと見ていたらなんだか悲しくなってきました・・・


ちょっとハトっぽいけどペリカンです



|アルコ・ダ・ポルタ・ノヴァ

列車でブラガに到着した場合は、まずこの門を通ります。18世紀の建築だそうでそれほど古いわけではありませんが、イタリア・フランスなどの門に比べるとフォルムや装飾がマンガやゲームみたいだなあと思います。かっこいいですよね。てっぺんに立っているのは、船の船首にもよく見られる女神でしょうか。おそらく昔は頑丈な木の扉があって、街を守っていたのでしょう。


建物の5〜6階分に相当する大きな門です



ポルトガル北部は、建国やキリスト教に関係する重要な街が数多くあります。ここブラガはキリスト教と深い関係がありますので、ヨーロッパ各地から巡礼者も訪れるところかと思います。落ち着いた程よい規模でとても美しいですし、ポルトにも1時間ほどで便利、列車も通っているので、こういう街でポルトガル語研修滞在をしたいな〜なんて思いました。


文・写真:maki

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