シャルトルの街並み(2014/12/25)


|パリ・SNCFモンパルナス駅から列車で

Noël 当日(12/25)パリにいた私はお昼前に思い立ってシャルトル大聖堂を見に行くことにしました。国鉄SNCF(エスエヌセーエフ)モンパルナス駅の黄色い自販機でシャルトルの往復切符を買い、1時間ほどの車内で過ごすためPaulでChausson aux pommes(ショソン・オ・ポム:りんごのパイ包みデニッシュ)とカフェラテを買い、列車に乗り込みました。だいたい1時間に1本程度シャルトルに停車する列車がありますが、シャルトル行きもあれば、ナント行き、など行き先が複数あります。

それにしても2014年というのに、フランスの首都パリから出ている列車なのに、TGVなどではないローカル線の列車のちょっと不安になるような古い感じが車内治安に疑問を感じてしまいます。日本ならどんなに古い車両でもそんなことは感じませんが、無賃乗車もいとも簡単にできてしまうフランスの列車で古くて暗い感じのものに当たると、絶対に気を引きしめて乗るようにしています。それでもPaulの美味しいショソン・オ・ポムを食べながらカフェを飲んでいると、シャルトルに到着しました。シャルトル駅はこじんまりしながらも明るい作りでキオスク的売店もあって綺麗な駅でした。


駅を出て、左手前方にシャルトル大聖堂が見えています。特に地図など見るまでもなく、大聖堂に向かって歩けば7、8分で到着しました。まずは、シャルトル大聖堂を見学して(大聖堂とステンドグラスの記事はこちら)、そのあと街を散策することに。


夜にオープンし始めた素敵なレストラン



|シャルトルの素敵な街並み

大聖堂以外には特に何も無いのだろうなと勝手な想像をしてきましたが、ほどよい大きさでそこそこ生活感もありながら綺麗で素敵な街並みがありました。ただしクリスマス当日で休日のため、数件のカフェやパティスリー、パン屋さんが空いているぐらい。それでもイルミネーションとともに美しい通りが暮れてくると、空が真っ青に染まりどこからか家族づれが複数やってきてレストランに吸い込まれていきました。普段の日でしたら、1〜2時間散策してカフェやレストランで食事して、パリからちょうどいい日帰り遠足になりそうです。


カテドラルの裏からの街並み


巡礼者の証コキーユ・サンジャック(帆立貝)


ゼラニウムも優しい色合い


街の中心広場にはオベリスクがありました


青紫の空にはっきりした三日月
夜になるにつれ雲が晴れてきました



|シャルトルのかわいいもの

大聖堂で洗礼などに加え、家族連れも多く訪れるのでしょう。街には子供向けのお店や可愛いウインドウがありました。パリの雑踏から来ると、こういう光景が本当に安心と言いますか癒されますね。私のフランス語の先生は南仏出身でガタイもとっても大きく、格闘技もやっていらっしゃいますがそれでも「パリは怖い」といつもおっしゃっています。私も海外旅行中はどこへ行っても一切気を抜くことはないとはいえ、パリの雑多な混雑は神経使いますよね。




|シャルトルで立ち寄ったカフェ

お昼に列車で食べたパン1個だったのでお腹が空いてしまい、カテドラルのすぐ左手にあるカフェに入りました。街全体に人も少なく空いているお店は数軒だけ。サーモンのパニーニを頼んでカフェラテを飲みました。最近はフランスでも「カフェラテ」「カプチーノ」がメニュー名ですね。昔みたいに、カフェオレとかカフェクレームってほとんど使わなくなっています。コーヒー用語に関しては、イタリア勢(世界により拡げたのはシアトル系かもですが)が圧勝のようです。


パニーニって食べやすさナンバーワン!


カテドラル横のカフェの窓から


17時すぎのシャルトル駅外観
またパリに戻ります



シャルトル大聖堂のステンドグラスだけでなく、街も優雅で美しいところでした。「世界遺産」のイメージよりも、おしゃれに過ごせる街だと思います。

到着した時に重くかかっていた雲も夕方になるにつれスッキリと晴れ、透き通った空気のせいで本当に空の色が紫や群青色で綺麗でした。


文・写真:maki


シャルトル大聖堂のステンドグラスの記事


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