サン・ジミニャーノ(2006年11月)
|中世そのままの塔の街
大学1回生の時に大学の研修旅行で1ヶ月に渡り、イタリア〜フランス〜スイスを周ったのですが、その中でイタリア中部トスカーナのサン・ジミニャーノを訪れました。こげ茶色のカラッと焼けたレンガ造りの塔がたくさん並び、中世そのままのプリミティブな姿に18才で取り憑かれてしまい、その後も何度もトスカーナ州、ウンブリア州を訪れました。
ここサン・ジミニャーノは中世の最盛期には72本もの塔が建ち、現在は14本が残っているそうです。
この正面の塔は低いものですが、高い塔は道幅が狭い場所にあり、塔全体をどうやっても収めることができませんでした。遠くから街全体を撮影できれば良かったですが・・・
メインストリート
正面に2本の塔が見えます
ドゥオーモ広場のパラッツォ
チステルナ広場
|サン・ジミニャーノで何をする?
派手さがなく、商店も昔のままといったサン・ジミニャーノ。2〜3時間でじゅうぶんまわれますが、この貴族の塔の街に宿泊して浸るのもいいですよ。なかなか行きづらい場所ですが2月に行く機会があればカルナヴァルの(猫を讃えるお祭り。ペスト終焉にまつわる)パレードも見ることができます。以前来た時は、たまたまその日に当たって大きな、オレンジ色の猫のハリボテを見ました〜。チステルナ広場のジェラテリアはめちゃくちゃ美味しいし、名産の白ワインやオリーブオイルをお土産に買うのも良いですね。
チステルナ広場のカフェ
カフェで休憩
この時はレモネードを頼んだ気がします
こげ茶色の通りがかっこいい
商店は全部閉まっています
|サン・ジミニャーノでの宿泊
限られた小さな街ですので、ホテルは全体的にシックでお高めかもしれません。私は予約せずに行き、適当に探そうと思っていたところ、街の入り口でクルマから降りた途端、B&Bのオーナーであるらしいマダムに声をかけてもらい、街のど真ん中にある塔の中のお部屋を改装したところに泊まりました。これがメゾネットのお部屋で、下の階はキッチン・ダイニング・バスルーム&トイレ、上の階はベッドルームが2つあるとっても素敵なB&Bで、内部も石造り、リネンやベッド、キッチンもオシャレでシックなインテリアで思いがけず良かったです。
|サン・ジミニャーノへの道
今回は、フィレンツェからレンタカーを1週間ほど借りて周っていました。サン・ジミニャーノにはシエナでの滞在のあと、クルマで来ました。ナビはついていませんでしたが、大都会の中で運転するのと違い、郊外に向かうこと自体は1本道の感覚ですので、迷ったりすることもなくあっさり到着。
街への最初のアプローチ部分。パーキングが入り口にあるのでクルマを停めて、徒歩で中に入ります。城壁が取り囲んでいるのがわかりますね。
上まで登れる塔もありますが、あの狭すぎる階段と急勾配、終わりが見えない段数と石造りによるとびきりの閉塞感は、苦手な人はかなりしんどいので勢いだけで登らないようにしましょう。これまでに何度も後悔している私です・・・
文・写真:maki
google map
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