Roussillon, ルシヨン(2009年07月)
|オークル(天然顔料)の村
クルマでプロヴァンスの村々を廻る中で、これほどに色のインパクトがある村も他にはないでしょう。絵の具に使用される天然顔料オークルが採掘される村、ルシヨンは村の存在そのものが濃く描き出されたパステル画のようなおしゃれで素敵な村でした。
村の中心のさん・ミシェル教会。村の建物は全て、さまざまな色合いのオークルで塗られていてグラデーションがとてもきれいです。
クルマで来れる村の入り口あたり。奥にオークルの採掘場が見えますね。この辺りでクルマを駐車場に停めて、村へは徒歩で上がります。村自体は30分もあれば1周できます。
オレンジ色のオークルが剥き出しになっています。ここを奥に進むと採掘場があって、有料ですが見学することができます。以前見学したことがあるので今回はパス。パステルがお土産で売られていますので、絵を描くのが好きな方はぜひどうぞ。パステル画は少しやったことがありますが、シンプルな素描から、しっかり色をつける描き方まで色々あって奥深い画材です。
それでは村に入っていきましょう。
この辺りは赤いオークルが使用されています。7月の爽やかな日差しと、鮮やかだけれどシックな色合いが楽しいです。映えますね〜
途中、かわいいおみやげ屋さんの通りもあります。みな観光客ですので、のんびりとぶらぶらしています。こういう平和な村は大好きです。
ニースなどもこの手の色合いのお店が多いですがルシヨンの色だったのですね。エクス・アン・プロヴァンスなどローマを感じる泉の街は石造りそのままのところが多いように思います。
ルシヨンの市庁舎で結婚式が行われていました。フランスでは市庁舎に婚姻届を提出するだけでなくで正装して家族・知人・友人に囲まれてお祝いをします。
サン・ミシェル教会は村のいちばん高いところにあります。小さな村の教会が鳴らす鐘楼の音色はとっても風情がありますね。プロヴァンスはどの村も観光的に素敵でキリがありませんが、こんな色合いの村は他にありませんのでぜひ機会があれば立ち寄ってみてください。
文・写真:maki
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